こんにちは。
「ことのはブログ」へようこそ🌸
今日は、飛騨一之宮にある 臥龍桜(がりゅうざくら)を訪れました。
樹齢はおよそ1100年。
まるで大地に根を張った龍が、春の空に向かってゆったりと手を広げているような、そんな優雅で力強い桜です。
少し曇り空の一日でしたが
満開の桜は、まるで空そのものを明るく染めるように咲き越えていました。
静かにたたずんでいるだけで、心の奥までやさしい光が届くような…
そんな不思議な力を感じます。
臥龍桜は、千年以上もこの地で季節を見守り続けてきた存在。
ふと、この桜のもとを
もしかしたら「わたしの過去生」でも訪れていたのかもしれないな…
そんな想いが心に浮かびました。
いま、この時代にまたこうして出会えた奇跡。
きっと、ことばでは表しきれないご縁があるのだろうなと、そっと胸があたたかくなりました。
🌸
この桜が芽吹いた1100年前🌸
都では和歌や貴族文化が栄えていた頃──
山深い飛騨の地では、木工の技をもつ人々が、自然と共に静かに暮らしていました🏞️
巨木や磐座に神を感じ、春を迎える花に祈りを込める🌿
そんな風景の中に、若木だった臥龍桜もひっそりと立っていたのかもしれません。
少し離れた高山の飛騨国分寺にも、樹齢1200年を超える大イチョウが今も静かに立っています🌳
どちらも、千年以上の時を越えて、今に生きる大樹たち。
当時、この木々を植えた人たちが、
1000年後の未来を想像していたかはわかりません。
それでも、移り変わる季節のなかで🌸🍂
春の花や秋の色づきに心を寄せる誰かのために──
小さな祈りを託していたのかもしれません✨
🌸
そして、時を越えて──
今もこの場所では、小さなうれしい出来事が続いています。
臥龍桜は、すぐ横を走るJR高山本線・飛騨一ノ宮駅の近くに咲いています。
桜の季節になると、特急「ワイドビューひだ」は
この桜を紹介するアナウンスを流しながら
いつもより少しだけゆっくりと走ってくれるのです。
車窓から、春の臥龍桜を眺められる──
そんなやさしい心遣いに、また胸があたたかくなります。
遠くから訪れた人も、たまたま通りかかった人も
みんなでこの桜の美しさを分かち合う。
そんなやさしい景色に、心がほどけるようでした。
この「ことのはブログ」も
そんなふうに
読んでくれる誰かの心に小さなあたたかい光を灯せたらいいな~
と思っています。
日々のなかでふと立ち止まったとき
ことばの花びらを手に取るような
そんな場所になれたらうれしいです🌸
これから、どうぞよろしくお願いいたします。